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レンタルオフィスと賃貸オフィス(テナント)の違いは?メリット・デメリットも解説

投稿日|2023年12月23日

この記事では、レンタルオフィスと賃貸オフィス(テナント)の違い、それぞれのメリット・デメリットを解説しています。

はじめに

オフィス写真

 

 レンタルオフィスと賃貸オフィス(テナント)は、ビジネスの展開において重要な選択肢です。それぞれが異なる特徴を持つため、ビジネスのニーズに応じて自社に適したオフィス形態を選ぶことが重要です。
 この記事では、レンタルオフィスと賃貸オフィスの基本的な違いと、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。小規模ビジネスオーナーから大企業まで、さまざまな規模のビジネスにとって有益な情報を提供し、各々のビジネススタイルや予算に合わせた最適なオフィス選びの手助けとなりましたら幸いです。

レンタルオフィスの特徴とは?

レンタルオフィスのデスク

 

 レンタルオフィスは、現代のビジネスニーズに合わせた柔軟なオフィススペースの提供を特徴としています。レンタルオフィスでは、オフィス家具やインターネット接続、電話サービスなど、日常業務に必要な基本設備が整えられており、入居者はすぐに業務を開始することができます。

 また、レンタルオフィスは、ビジネスの成長段階やプロジェクトの期間に合わせて、柔軟に契約期間を設定することが可能です。これは、短期プロジェクトやスタートアップ企業、さらには拡大期にある企業にとって、コスト効率の良い選択肢を提供します。

 さらに、レンタルオフィスのもう一つの魅力は、ほとんどの場合がビジネス中心地に位置していることです。これにより、クライアントや従業員にとって便利な場所に事務所を構えることができます。

 これらの特徴により、レンタルオフィスは、特に新しい市場への進出や拠点設立を考えているビジネス事業者にとって、理想的な選択肢となっています。

レンタルオフィスのメリット

 それではまず、レンタルオフィスのメリットを見ていきましょう。レンタルオフィスには利用する方にとって嬉しいメリットが様々あります。

▶①入居後すぐに事業をスタートできる

 

 レンタルオフィスの最大のメリットは、PCさえ持ち込めば入居直後からビジネスを開始できることです。理由としては、オフィス家具や高速インターネット、電話サービスなど、ビジネス運営に必要な基本設備がすでに整っているためです。このような事業の即戦力となる環境は、特に新規事業や急速に成長するスタートアップにとって、市場への迅速な参入やビジネスのスケールアップに直結します。

▶②初期費用やランニングコストが安い

 

 レンタルオフィスは初期投資を大幅に削減できる点も大きなメリットです。オフィス家具や通信設備の購入にかかるコストが不要なこと、また、光熱費や清掃サービスなどのランニングコストがレンタル料に含まれるため、経費の予測が容易になります。これは、特に予算を厳しく管理する必要がある小規模企業やスタートアップにとって経済的なメリットです。

▶③許認可が取れる

 

 レンタルオフィスは法人登記が可能で、ビジネス許認可の取得に必要な法的住所として利用できる点も大きな利点です。これにより、ビジネスを正式に運営するための法的要件を満たすことができます。特に、新しいビジネスを立ち上げる際や、まだ実店舗を持たないオンラインビジネスにとっては、信頼性と正当性を確保する上で重要な役割を果たします。

 

関連記事:レンタルオフィスで法人登記はできる!レンタルオフィスのメリットと注意点

▶④アクセス抜群の好立地オフィスを利用できる

 

 多くのレンタルオフィスは、交通の便が良い都心部やビジネスエリアに位置しています。これにより、クライアントや従業員にとってアクセスが容易になるとともに、ビジネスのイメージ向上にも寄与します。好立地であることは、クライアントの訪問やビジネスミーティングの際に印象を良くし、新規顧客の獲得やパートナーシップの構築にも有利に働きます。また、中心地に位置することで、ビジネスネットワーキングやイベントへの参加が容易になるなど、ビジネスの機会拡大にも貢献します。

レンタルオフィスのデメリット

 様々なメリットのあるレンタルオフィスですが、中にはデメリットも存在します。ここでは主なデメリットについて解説します。

▶①坪単価で換算すると割高

 

 レンタルオフィスは利便性に優れていますが、坪単価で換算すると従来のオフィススペースよりも割高になることがあります。特に、中心地に位置するレンタルオフィスは、高い賃料が設定されている場合が多いです。 このため、長期にわたり大きなオフィススペースを必要とする企業にとっては、コストが高くつく可能性があります。

▶②複合機やシュレッダーなどが共有である

 

 レンタルオフィスでは、複合機やシュレッダーなどのオフィス機器が共有されています。これにより、ピークタイムにはオフィス機器の利用を待つ必要が生じることがあります。また、共有機器の利用にはプライバシーの懸念も伴い、機密文書の取り扱いには注意が必要です。

賃貸オフィス(テナント)の特徴とは?

賃貸オフィス(テナント)

 

 賃貸オフィス(テナント)は、一定期間、専用のオフィススペースを借りる形態のオフィスとして、ビジネス界では広く利用されています。賃貸オフィスは主にオフィスビル内の個別スペースであり、契約条件や期間は借主と貸主の合意によって決定されます。
 このオフィス形態の最大の特徴は、事務所内を独自にカスタマイズできることと、専有の自由度が高いことです。企業は、オフィスの内装やレイアウトを自社のアイデンティティやブランドイメージに合わせて設計でき、社員の働きやすさや企業文化を反映させることが可能です。

 さらに、賃貸オフィスは通常、交通の便が良いビジネス地区や都市中心部に位置していることが多く、クライアントや従業員にとってのアクセスの良さも魅力の一つです。このような立地は、ビジネスの可視性とアクセシビリティを高め、新規顧客の獲得やビジネスチャンスの拡大に貢献します。

 このため賃貸オフィスは、独自のオフィス空間を求め、企業文化やブランドイメージを重視する企業にとって理想的な選択肢となります。

賃貸オフィス(テナント)のメリット

 それではまず、賃貸オフィスのメリットをご説明します。レンタルオフィスと比べて、どのようなメリットがあるのでしょうか。

▶①面積の広いオフィスを利用できる

 

 賃貸オフィスの大きなメリットは、広々としたオフィススペースを利用できることです。これは、多数の従業員を抱える企業や、広範囲にわたる業務を行う組織に特に最適なメリットとなります。
 広いオフィスは、従業員に十分な作業スペースを与え、ストレスを減らし、生産性を向上させます。また、大規模なチームミーティングやグループアクティビティを行うのにも適しており、社内コミュニケーションやチームワークの強化に貢献します。また、広い空間を活用して、リラクゼーションエリアやレクリエーションスペースを設けるなどの工夫で福利厚生を良くすることで、従業員の満足度も高まります。

▶②オフィスレイアウトを自由にカスタマイズできる

 

 賃貸オフィスのもう一つの大きな利点は、オフィスのレイアウトやデザインを自由にカスタマイズできることです。これにより、企業は独自のブランドアイデンティティを事務所内に反映させることができ、独特の職場文化を創り出すことが可能です。
 例えば、オープンプランのデザインを採用して他企業との連携を促進したり、クリエイティブなデザイン要素を取り入れて、従業員の満足度を高めたりすることができます。また、従業員のニーズに合わせて、静かな作業エリアや集中力を高めるためのスペースを設けることもできます。

 このように賃貸オフィスでは、企業の特性や従業員の働き方に合わせた柔軟なオフィス環境を作り出すことができます。

賃貸オフィス(テナント)のデメリット

 続いてデメリットも見ていきましょう。こちらもレンタルオフィスと比べ、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

▶①初期費用や原状回復費が高い

 

 賃貸オフィスの契約には、賃料6ヶ月~1年分ほどの敷金や礼金といった初期費用が発生します。また、契約終了時には、原状回復費用が必要になることがあります。これらの費用は、特に新規事業やスタートアップにとっては大きな負担になることがあります。

▶②契約期間の縛りが厳しい

 

 賃貸オフィスは通常、2年以上の長期契約が必要となります。これは、ビジネスが急成長した場合や縮小した場合に、スペースの調整が難しいという課題を生み出してしまいます。また、契約期間中の早期解約には違約金が発生することもあり、展開するビジネスの柔軟性にも余計な制限を与えてしまいます。

レンタルオフィスと賃貸オフィス(テナント)、選び方のポイントは?

 最後に、レンタルオフィスと賃貸オフィスの選び方のポイントを解説します。それぞれの選び方のポイントを見つつ、自社の事業と照らし合わせて、より良い選択をされるキッカケにしてください。

▶①従業員の人数や、オフィスの広さを考慮する

 

 企業の規模や従業員の数によって、必要なオフィススペースの大きさは異なります。従業員数が多い場合や、特定の機能(例えば、大規模な会議室や特殊な設備)を必要とする場合は、広いスペースを提供できる賃貸オフィスが適している可能性があります。

▶②初期費用やランニングコストを比較する

 

 ビジネスの財務状況を考慮し、初期投資と運営コストを比較することが重要です。レンタルオフィスは初期費用が少なく、ランニングコストも予測しやすいのに対し、賃貸オフィスでは初期費用が高く、原状回復費用も考慮する必要があります。

▶③長期利用・短期利用のどちらであるかを考慮する

 

 ビジネスの将来計画に基づき、オフィスを長期間利用する予定か、それとも短期間で変更する可能性があるかを考慮します。短期間での拡大や縮小が予想される場合、レンタルオフィスであれば貸室移動をすることによって解決が可能です。

まとめ

 レンタルオフィスと賃貸オフィスは、それぞれ独自のメリットとデメリットを持ちます。ビジネスの特性、成長段階、財務状況、将来の計画などを総合的に考慮して、最適なオフィス形態を選択することが重要です。
 レンタルオフィスは柔軟性とコスト削減を、賃貸オフィスはカスタマイズ性と広々とした専有スペースを提供します。ビジネスの成功には、適切なオフィス環境の選択が不可欠であるため、これらの点を慎重に検討しましょう。この記事を読むことによって、皆さんの事業展開の成功の要因になると幸いです。

 札幌市内でレンタルオフィスや賃貸オフィスを探されている方がいましたら、ぜひ一度「さっぽろRオフィス」へお問い合わせください。

 

 

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