2019年8月、札幌のオフィスビルの平均空室率は2.29％、前月より0.06％下げました。
8月は一部の地区で店舗の閉店や館内縮小による大型解約の動きが出ていたものの、拡張移転や館内増床のほか、新規開設に伴う成約が見られたため、札幌のオフィスビル空室面積はこの1カ月間で小幅に減少しました。
また、平均賃料は9,055円、23ヵ月連続の上昇で、前月より37円上げました。

地区別のオフィスビルの平均空室率は次のとおりです。
駅前通・大通公園地区は3.12％、前月より0.17％上げました。
館内増床や他地区からの拡張移転など、中小規模の成約があったものの、店舗の大型解約や館内縮小に伴う解約の影響が見られたことから、同空室率が上昇しました。
駅前東西地区は1.91％、前月より0.27％下げました。
同地区内での拡張移転や分室の開設などの成約もありましたが、解約の動きが少なかったこともあり、同空室率が低下しました。
南1条以南地区は1.98％、前月より0.27％下げました。
小規模な成約の動きが見られ、同空室率が低下しました。
創成川東・西11丁目近辺地区は2.86％、前月より0.11％下げました。
館内増床など小規模な成約があったため、同空室率が低下しました。
北口地区は1.06％、前月より0.29％上げました。
解約の影響は小規模だったものの、成約の動きがなかったため、同空室率が上昇しました。