5月の新規供給の影響で平均空室率が上昇
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札幌ビジネス地区の5月の平均空室率は3.24%で、前月比0.29ポイント増加しました。5月には分室や新規開設、館内増床などの中小規模の契約がありましたが、新規供給の影響で札幌ビジネス地区全体の空室面積はこの1か月で約1,600坪増えました。5月の平均賃料は10,418円で、前月比0.43%(45円)上昇しました。
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5月時点の地区別の平均空室率は次の通りです。駅前通・大通公園地区は2.80%で、前月比0.16ポイント増加しました。館内縮小による解約の動きがあったためです。駅前東西地区は1.77%で、前月比0.11ポイント上昇しました。館内縮小や撤退の影響、新規契約が進まなかったためです。南1条以南地区は1.73%で、前月比0.08ポイント減少しました。館内増床など中小規模の契約が進んだためです。創成川東・西11丁目近辺地区は4.27%で、前月比1.56ポイント増加しました。新築ビルが一部で募集面積を残して竣工したため、2021年6月以来の4%台に達しました。北口地区は7.30%で、前月比0.17ポイント減少しました。分室の開設や小規模な新規進出が見られたためです。