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シェアオフィスを活用した税理士の開業方法

投稿日|2024年8月24日 (更新日:2024年8月28日)

この記事では、シェアオフィスを活用して税理士を開業するポイントについて解説しています。

はじめに

 レンタルオフィスなどを含めたシェアオフィスは、税理士開業を目指す方にとって非常に魅力的な選択肢です。独立開業には多くの初期投資が必要ですが、シェアオフィスを利用することで、低コストでのスタートが可能になります。

 また、シェアオフィスでは、他の専門家とのネットワーキングができるため、業務の幅を広げるチャンスも得られます。さらには、運営の煩雑さを軽減し、業務に集中する環境が整っています。税理士として、質の高いサービスを提供するためにも、シェアオフィスでの開業を検討してみてはいかがでしょうか。

 この記事では、レンタルオフィスなどのシェアオフィスを選ぶ際のポイントや注意点について解説します。シェアオフィスの利用を検討している方や税理士を開業しようとしている方は、ぜひ参考にしてください。

 

関連記事:コワーキングスペースやシェアオフィス、レンタルオフィスの違いやメリット

シェアオフィスとは?

 シェアオフィスとは、複数の企業や個人が共有スペースを利用するオフィス形態のことです。独立した個室を持たず、共用のデスクや会議室を利用するスタイルが特徴です。独立した自身だけの個室空間がある場合は、シェアオフィスではなくレンタルオフィスと呼ぶこともあります。

 スペースを共有することからオフィスへの初期投資を抑えることができる上、必要な設備やサービスが揃っているため、開業後の運営コストの低減にもつながります。また、シェアオフィスでは他の業種の人々と直接交流できるため、新たなビジネスチャンスや情報交換の場ともなります。税理士業務においても、異業種とのコラボレーションや信頼関係の構築が期待できる環境です。住所や電話番号だけを借りたいだけの場合にはバーチャルオフィスでも十分ですが、さまざまな人々との交流を通して新しい出会いや経験が得られるのはシェアオフィスでしょう。

 また、シェアオフィスの特徴として、柔軟な契約形態が挙げられます。短期間からの利用が可能で、必要に応じて契約内容を変更することもできます。税理士が新たに独立する際や、ビジネスの成長に応じてオフィスを拡張したい場合に非常に便利です。

 このように、シェアオフィスは時代のニーズに応えた新しい働き方を推進する、魅力的な選択肢と言えるでしょう。

 

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税理士がシェアオフィスを選ぶメリット

 

税理士

 

 税理士がレンタルオフィスなどのシェアオフィスを選ぶメリットは多岐にわたります。下記では、シェアオフィスの具体的なメリットについて詳しくみていきましょう。

▶費用の削減

 

 シェアオフィスを利用する最大のメリットの一つは、費用の削減です。一般的なオフィスを借りる場合、賃料以外にも、光熱費やインターネット代、設備投資などさまざまな費用が発生します。しかし、シェアオフィスではこれらのコストが一括で管理されているため、個別に支払う必要がなくなります。

 さらに、契約期間が柔軟であるため、短期間の利用が可能です。事務所を移転する場合や、新たにビジネスを開始する際に、経済的なリスクを軽減できるのも大きなポイントです。必要な時に必要なだけオフィスを利用できるため、いずれの業界でも特に注目されています。

 このように、シェアオフィスはコスト面でのメリットが多く、特に初期投資を抑えたい税理士にとって非常に理にかなった選択肢となります。これからの事業展開を見据えた際にも、費用の見直しは重要です。

▶信頼性の向上

 

 シェアオフィスを利用することで、税理士としての信頼性が向上することが大きなメリットです。クライアントとの初対面の場面で、整ったオフィス環境は非常に良い印象を与えます。

 実績のあるシェアオフィスであれば、そのブランド力が事業に良い影響を与えるため、あなた自身の専門性を高める手助けとなります。また、クライアントにとって安心感を提供し、長期的な信頼関係を築く基盤となります。

 信頼性は、顧客のお金を管理する仕事である税理士にとって非常に重要な要素です。信頼性の向上を通じて、ビジネスの成長が期待できるでしょう。

▶柔軟な利用が可能

 

 シェアオフィスの大きな魅力の一つは、柔軟な利用が可能であることです。特に税理士として独立を目指す方にとって、仕事のスタイルに応じた環境を選ぶことができるのは大きな利点です。

 シェアオフィスでは、必要に応じてプライベートなオフィススペースや共用スペースを利用できるため、顧客との面談や資料作成などに応じた最適な環境を整えることができます。特に、面談やセミナーなど広い空間が必要な方の場合は、会議室が付属しているシェアオフィスを選ぶと良いでしょう。

 このように、柔軟な利用ができるシェアオフィスは、税理士としてのビジネスをスムーズに運営するための理想的な選択肢となります。

▶設備とサービスの充実

 

 シェアオフィスでは、一般的に共用の設備やサービスが整っており、税理士にとって非常に便利な環境が揃っています。例えば、会議室や打ち合わせスペースがシェアオフィス内に完備されていれば、クライアントとの面談に最適です。これにより、打合せ場所としてカフェや会議室を別に用意しておく必要がなくなります。

 また、秘書業務や受付サービスが提供されている場合も多く、クライアントへの印象を向上させることができます。このようなサービスを利用することで、多忙な税理士でも業務に集中しやすい環境が手に入ります。

 さらに、高速インターネット環境やWi-Fiが完備されているため、業務に必要な情報を迅速に取得することが可能です。設備とサービスの充実は、税理士としての業務を円滑に進めるための大きなアドバンテージとなるでしょう。

税理士がシェアオフィスを利用する際の注意点

 税理士がレンタルオフィスなどのシェアオフィスを利用する際には、いくつかの注意点があります。これらの点を事前に把握しておくことで、シェアオフィスを有効活用し、税理士業務を円滑に進めていくことができますので参考にしてください。

▶契約内容の確認

 

 契約内容の確認は、シェアオフィスを利用する際に非常に重要です。特に税理士業務では、顧客情報を適切に管理する必要があるため、契約に明記されているプライバシー保護やセキュリティ対策については十分に把握しておく必要があります。

 契約期間についても注意してみておきましょう。オフィスの一時的な利用を考えている方は、短期契約が可能なシェアオフィスを選ぶことで柔軟に対応できます。また、解約条件や更新手続きについても事前に確認しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

 加えて、料金体系をしっかり理解することも重要です。毎月オフィスへ支払う料金はいくらか、別途プラスでかかる料金はないか、自身の計画に合ったプランかどうかなどを確認して、安心してオフィスを利用できる環境を整えましょう。不明な点があれば、迷わずシェアオフィスの管理会社へ問合せを行うことが大切です。

▶追加費用の確認

 

 シェアオフィスを利用する際には、追加費用の確認が欠かせません。基本料金以外にも、共用設備の利用料や、電話回線、インターネット接続料、印刷費用などがかかる場合があります。これらの費用をしっかりと把握することで、オフィスの予算を適切に管理することができます。

 特に、税理士としての業務を行う際には、クライアントとの接触が多くなるため、会議室や打合せスペースなどの有無や料金について事前に確認しておくことが重要です。

 また、契約書に記載されている規定や利用条件を理解し、想定外の支出を避けることも大切です。これにより、開業初期の不安を少しでも軽減できるでしょう。シェアオフィスを利用する際は、基本料金以外の追加費用についても慎重に確認しておくことをおすすめします。

▶立地とアクセス

 

 税理士業務において、立地とアクセスは優先して考慮すべき要素です。顧客がオフィスへ訪れる際の利便性は、その後の関係構築に大きく影響します。特に初回のオフィス訪問がスムーズに行えることは、信頼感を与える要素に繋がります。

 また、駅からの距離や周辺の駐車場の有無も考慮したいポイントです。交通アクセスが良ければ、クライアントとの打ち合わせや連絡を円滑に行うことができます。さらに、他の専門家とのネットワーキングも容易になるため、ビジネスの拡大に貢献します。

 このように、立地とアクセスを重視することで、顧客との関係を深めるとともに、自身のビジネスをさらに発展させる大きな一歩となるでしょう。

▶プライバシーとセキュリティ

 

 税理士業務において、プライバシーとセキュリティは非常に重要な要素です。シェアオフィスを利用する場合、顧客情報の保護が最優先事項となります。

 例えば、共用スペースでの業務は避け、可能な限り個室や専用の会議室を利用することで、情報漏洩のリスクを減少させることができます。また、オフィス内のセキュリティ状況の確認も必須です。

 鍵付きのロッカーや、セキュリティカメラが設置されているかどうかをチェックし、安心して業務を行える環境を整えましょう。顧客の信頼を守るためにも、プライバシーとセキュリティの確保に努めることが不可欠です。

 また、シェアオフィスの中でもセキュリティ管理力が高いレンタルオフィスを利用することもおすすめです。レンタルオフィスであれば、鍵付きの専用個室が借りられるため、周囲の目を気にすることなく業務ができますし、個室内に書類の保管をしておくことができます。シェアオフィスと一言にいっても、さまざまな形態のオフィスがあるので、自身の業務スタイルに合わせたオフィスを選択しましょう。

▶ネットワーク環境

 

 シェアオフィスで税理士業務を行う際には、ネットワーク環境の整備が重要です。税理士として、顧客情報やデータを安全に管理するためには、高速で安定したインターネット接続が欠かせません。

 また、クラウドサービスを活用することで、業務の効率化が図れます。資料の共有や顧客とのコミュニケーションもスムーズに行うことができ、信頼性の向上にも繋がります。

 シェアオフィスを選ぶ際には、インターネット環境が充実しているかどうかを確認しましょう。接続の安定性やセキュリティ対策が講じられているかも大切なポイントです。良好なネットワーク環境を整えることで、安心して業務を行うことができます。

シェアオフィス利用の成功事例

 シェアオフィスを利用して成功した税理士の事例は多くあります。ここでは、若手の税理士とベテランの税理士に分けて、成功事例を紹介します。

▶具体例1: 若手税理士のケース

 

 若手税理士のA氏は、勤務地を選ぶ際に経費を抑えることを重視し、都心のシェアオフィスに拠点を置くことを決めました。

 開業当初から、シェアオフィス内でのネットワーキングイベントに積極的に参加し、他の税理士や異業種の専門家との連携を深めました。その結果、短期間で新たなクライアントを獲得し、業績を向上させることができました。

 さらに、シェアオフィスの利便性を活かし、フレキシブルな働き方を実現。これにより、クライアントへの迅速な対応が可能となり、信頼を得る要因となりました。A氏にとってシェアオフィスは、大きな成長の場となりました。

▶具体例2: ベテラン税理士のケース

 

 ベテラン税理士のB氏は、長年オフィスを運営していましたが、シェアオフィスへの移転を決意しました。B氏は、大きなオフィスを維持する負担を減らし、経費を削減したいと考えたからです。

 新しいシェアオフィスでは、フレキシブルなスペース利用が可能になり、セミナーやワークショップを開催する機会も増えました。これにより、彼は自身の専門性をアピールし、多くの新規クライアントを獲得することができました。

 さらに、他の専門家との交流を通じて、コラボレーションの機会も生まれ、より多様なサービスを提供できるようになったのです。B氏の成功は、シェアオフィスの活用による新たなビジネスチャンスを示しています。

まとめ

 まとめとして、税理士がシェアオフィスを選ぶ際のポイントについておさらいしましょう。

 まず、税理士にとってシェアオフィスの立地は非常に重要です。お客様とのアクセスが良好な場所に位置することで、信頼関係を構築しやすくなります。税理士自身が通勤するにも便利な立地であれば、業務の効率化にも繋がるでしょう。

 次に、設備やサービスの充実度も見逃せません。会議室やインターネット環境が整っているかを事前にしっかりチェックしておきましょう。また、必要に応じてセミナーを行うスペースが用意されているかも確認しておくといざという場合に安心です。

 最後に、セキュリティ面を軽視しないことが大切です。税務関連の情報は非常にデリケートなので、安全性の高いシェアオフィスを選ぶことが必要です。シェアオフィスの中でも、専用個室のあるレンタルオフィスの利用を検討してみるのが良いでしょう。

 これらのポイントを踏まえて、税理士としての活動を円滑に進められるシェアオフィスを見つけてください。

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