札幌の主要オフィスビルの11月時点の平均空室率は2.07％で、前月より0.18％下がりました。
11月は新築ビル1棟「松﨑北12条ビル（延床面積629坪）」が高稼働で竣工したほか、既存ビルでは郊外からの移転などに伴う成約の動きが見られたため、オフィスビルの空室面積はこの1カ月間で約9百坪減少しました。
札幌の主要オフィスビルの11月時点の平均賃料は9,126円、前月より27円上がりました。
これで、平均賃料は26カ月連続で上昇しています。

11月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。

駅前通・大通公園地区は1.82％、前月より0.71％下がりました。
解約の動きが少ない中、大型空室に成約が進んだことから、同空室率が低下しました。

駅前東西地区は2.30％、前月より0.01％下がりました。
撤退に伴う解約の動きも出ていたものの、他地区からの移転や新規進出などの成約が見られ、同空室率は前月比ほぼ横ばいとなりました。

南1条以南地区は1.96％、前月より0.07％下がりました。
小規模な成約の動きがあり、同空室率が低下しました。

創成川東・西11丁目近辺地区は2.51％、前月より0.19％下がりました。
郊外や他地区からの移転に伴う成約の動きが見られたため、同空室率が低下しました。

北口地区は1.65％、前月より0.43％上がりました。
一部で縮小に伴う解約の動きがあり、同空室率が上昇しました。