札幌の主要オフィスビルの3月時点の平均空室率は2.47％、前月から0.24％下がりました。
3月は新築ビル1棟「創成イーストビル（延床面積1,067坪）」が高稼働で竣工したほか、既存ビルにも拡張移転や分室の開設などに伴う成約が見られたことから、オフィスビルの空室面積はこの1カ月間で約1千2百坪減少しました。
3月時点の平均賃料は8,884円で前月より73円上げました。これは、18カ月連続の上昇となります。

地区別のオフィスビルの平均空室率は次のとおりです。

駅前通・大通公園地区は1.60％、前月から0.15％上げました。
成約の動きが少ない中、オフィス縮小移転などの解約の影響が見られたため、同空室率が上昇しました。

駅前東西地区は2.51％、前月から0.53％下げました。
他地区からのオフィス拡張移転などにより、新築・既存ビルともに成約の動きが見られ、同空室率が低下しました。

南１条以南地区は4.18％、前月から0.09％下げました。
小規模な成約の動きがあり、同空室率が低下しました。

創成川東・西11丁目近辺地区は3.32％、前月から0.62％下げました。
新築ビル1棟が高稼働で竣工したほか、既存ビルでは大型空室の募集中止の動きがあったことから、同空室率が低下しました。

北口地区は1.26％、前月から0.19％下げました。
オフィスの分室開設に伴う成約が見られました。
解約の動きが小規模だったこともあり、同空室率が低下しました。