札幌オフィスビルの10月時点の平均空室率は2.38％、前月から0.12％上がりました。
10月は拡張移転や館内増床、新規進出などの成約がありましたが、5月竣工の新築ビルへの移転に伴う大型解約や小規模な撤退、館内縮小の影響もありました。
結果、札幌オフィスビル全体の空室面積は、この1ヵ月間で約6百坪増加し、平均空室率が2ヵ月連続で上昇しました。
10月時点の平均賃料は8,733円で前月から30円上げ、13カ月連続の上昇です。

10月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。

駅前通・大通公園地区は0.82％、館内増床や新規進出に伴う成約が見られ、前月から平均空室率は0.13％下げました。

駅前東西地区は2.55％、新築ビルへの移転による大型解約があったため、前月から平均空室率は0.42％上げました。

南1条以南地区は4.31％、他地区からの拡張移転に伴う大型成約が見られ、前月から平均空室率は0.51％下げました。

創成川東・西11丁目近辺地区は4.14％、募集開始や館内縮小などの影響があり、前月から平均空室率は0.28％上げました。

北口地区は0.97％、新築ビルへの移転に伴う解約の動きがあり、前月から平均空室率は0.45％上げました。