札幌のビジネス地区の5月時点のオフィス平均空室率は2.44％となり、前月より0.40％上げました。
オフィス空室率の増加は2017年1月以来で、この要因は「さっぽろ創世スクエア（貸室面積約7千5百坪）」竣工や解約の動きにより、空室面積が一気に約2,200坪増加したためです。
しかし、この大規模新築オフィスビルの募集状況は順調に推移しているため、これから成約の動きが進みそうです。
5月時点の平均賃料は8,597円となり、前月より41円上がりました。
平均賃料の上昇は、これで8カ月連続となります。

地区別の平均空室率
駅前通・大通公園地区は1.26％で、館内増床や拡張移転などの成約があり、0.14％低下しました。
駅前東西地区は2.90％で、大規模オフィスビル1棟が竣工したため、1.53％上昇しました。
南1条以南地区は3.41％で、郊外からの移転などの成約があったことから、0.14％低下しました。
創成川東・西11丁目近辺地区は3.79％で、成約が小規模に止まったため、0.04％低下しました。
北口地区は1.13％で、撤退に伴う解約の影響により、0.16％上昇しました。