札幌のビジネスエリアにおける8月の空室率は2.97%で、前月に比べて0.78ポイントの上昇が見られました。
この月には、新規供給の影響があったことや縮小や集約などに伴う大型解約の動きも出ていました。
8月の平均賃料は前月より0.64%(64円)上昇し、10,036円となりました。
8月の地域別の空室率は以下の通りです。
駅前通・大通公園地区は2.97%で、前月に比べて0.10ポイント上昇しました。撤退に伴う解約の影響があり、空室率が上がりました。
駅前東西地区は1.58%で、前月に比べて0.25ポイント上昇しました。自社ビルへの移転による大型解約の動きがあったため、空室率が上がりました。
南1条以南地区は2.23%で、前月に比べて0.04ポイント上昇しました。縮小や集約の影響で、空室率が上がりました。
創成川東・西11丁目近辺地区は2.59%で、前月に比べて0.08ポイント減少しました。新築ビル1棟が高稼働で竣工したほか、拡張移転などの成約もみられたため、空室率が下がりました。
北口地区は6.93%で、前月に比べて4.73ポイント減少しました。新築ビル1棟が募集面積を残して竣工した影響や成約の動きが極めて少なかったこともあり、大幅に空室率が上がりました。