はじめに
デザイナーのオフィス選びには、さまざな選択肢があります。一般的な賃貸オフィスのほかに、レンタルオフィス、シェアオフィス、コワーキングスペース、バーチャルオフィスといったフレキシブルなオフィスに昨今は注目が集まっています。
デザイナーが仕事をするうえで、集中できる空間があるかどうかは業務効率に関わる重要な課題です。デザイナーといっても、webデザイナー、CGデザイナー、グラフィックデザイナーなど多岐にわたり、それぞれ求めるオフィス空間は異なるでしょう。デザイナーの仕事は、クリエイティブな発想が重要になるため、生産性を向上できる空間が必要です。デスクにいる時間が長いからこそ、居心地が良い理想の空間で仕事がしたいものです。
この記事では、デザイナーにこそ、レンタルオフィスやシェアオフィスをおすすめしたい理由について、詳しく説明していきます。
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デザイナー業種の種類について
一言にデザイナーといっても、さまざまな種類があります。ここでは、PCを使う専門職のデザイナーの種類について紹介していきます。
▶① webデザイナー
webデザイナーは、企業・団体・個人が運営しているwebサイトのデザインを考えコーディングする仕事です。サイト全体のデザインは勿論ですが、ユーザビリティを考え使いやすい構成にすること、企業にとって伝えたい内容が伝わりやすいように訴求することが欠かせません。
PCとグラフィックソフトを利用すれば気軽に仕事ができることもあり、場所を選ばずに作業ができるのも特徴です。デザイン発想も欠かせませんし、集中できる環境が求められます。webデザイナーは、専用の部屋を用意して作業しているケースが少なくありません。
▶② CGデザイナー
CGデザイナーは、コンピューターグラフィック=CGを使ってデザインを行う仕事のことをいいます。作業にはPCが欠かせないこともあり、メインモニター以外にもデュアルモニターを用意するなど、複数のPCを使い作業をしています。そのため、快適なネット環境と大きなモニターのついているPCは欠かせないものです。
具体的にどのような作品をつくるのかによっても変わってきますが、3Dプリンタのように大型の機械を設置する場合は、ある程度のスペースを必要とします。自宅で作業をしていると、どうしても範囲が限られてしまうため、CGデザイナーにはある程度の広さのあるオフィスが向いていると言えるでしょう。
▶③ グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは、画像や文字によって伝えたいことを伝える役割を持っています。グラフィックデザイナーにもさまざまな種類がありますが、雑誌や書籍、ポスター、チラシ、フライヤー、看板などのデザインを考えているのもグラフィックデザイナーです。
企業が求めているものを理解して形で表現することが仕事になるため、レイアウトや構図、色彩、フォントなどのデザインについてのあらゆる技術・知識が欠かせません。イラストレーターやPhotoshopなどのソフトを使いこなすことも重要になります。
グラフィックデザイナーは、印刷機や撮影用の機材も含め用意すべきものが多いのも特徴です。そのため、十分なスペースを用意するために、自宅ではなくレンタルオフィスなどのオフィスを借りて作業をしている方も少なくありません。
デザイナーにはどのようなオフィスが最適?
デザイナーには、集中して作業ができる生産性を向上させるようなオフィスが必要です。PCだけで作業ができる仕事でもあるので、自宅などちょっとしたスペースで作業を行っているデザイナーもいます。副業など、隙間時間で作業をするデザイナーであればそれでも良いかもしれません。ただ、デザイナーを本業にしていたり、仕事を幅広く行っているときは、レンタルオフィスやシェアオフィスのように集中できる空間を作るようにしておきましょう。
デザイナーのなかには、仕事に追われ休みなく作業をしている方もいると思います。そのため、プライベートとの境がなくなってしまいがちです。デザイナーは、あえて自宅以外の場所で仕事ができるスペースを設けることで、メリハリをつけて仕事ができるようになります。
デスクで作業をすることが多く、アイディア発想やイマジネーションが重要視されるデザイナーだからこそ、理想のオフィススペースを確保できると仕事にも良い影響を与えるでしょう。
レンタルオフィス、シェアオフィスとは?
デザイナーにおすすめしたいオフィス、レンタルオフィスやシェアオフィスとは何かについて説明していきます。レンタルオフィスとシェアオフィスそれぞれの違いを理解して、どちらのほうが自身に向いているのか判断するポイントにしてください。
▶レンタルオフィスの概要
レンタルオフィスとは、デスクやチェア、ネット環境など、オフィスに必要な設備が入居当初からすべてそろっているオフィスです。一等地の住所を取得できることや、必要なときに短期利用をする、長期利用をするなど用途に合わせて柔軟な契約が可能です。
完全個室タイプで自身だけの空間を確保できるレンタルオフィスもあれば、ブース形式の個室で手頃な料金から利用できるレンタルオフィスもあります。会議室やミーティングスペースなどの共有スペースを利用できたり、法人登記や電話代行、郵便物の受け取りを依頼することもできます。ビジネス運営に必要なものがそろっているので、気軽に借りやすい点が特徴のオフィスです。
▶シェアオフィスの概要
シェアオフィスは、一つの空間を企業や個人がシェアして利用するオフィスです。複数人でオフィスを利用することで、毎月の維持費を下げる目的があります。レンタルオフィスと同様に、シェアオフィスもオフィス家具や家電、ネット回線など必要なものはすべてそろっているのが一般的です。
フリーアドレス式で自由に席を選べる形が一般的ですが、半個室の専有スペースを確保できるシェアオフィスもあります。利用者同士の交流を図るようなイベントも多く行われています。シェアオフィスは、低コストでオフィスを用意したい方向きと言えるでしょう。
▶コワーキングスペースとの違い
コワーキングスペースは、あらゆる業種の人々が共に働くことを目的としたオフィスです。オープンスペースが基本となるため、仕切りや個室は用意していません。1時間から利用することもできるので、業務に合わせて突発的に利用できるのも特徴です。
1人で作業をする以外にも、他者とのコミュニティーを形成したり、新たなビジネスパートナーを発見したい方向きと言えるでしょう。昨今では、コワーキングスペースのような異業種交流の要素をとりいれたレンタルオフィスもあります。
レンタルオフィスやシェアオフィスが適している理由
デザイナーにレンタルオフィスやシェアオフィスが適している理由はたくさんあります。どのようなオフィス形態にするか迷っている方向けに、おすすめしたい3つの理由を解説します。
▶① 個室で集中できる
レンタルオフィスやシェアオフィスには個室で集中できる環境があります。デザイナーの仕事は、作業効率の低下に繋がらないよう集中できる空間づくりが必要不可欠です。自宅では仕事モードにならない方もいると思います。コワーキングスペースやカフェのようなオープンスペースだと気が散ってしまったり、セキュリティの問題が発生する恐れもあります。
個室で集中できる環境があれば、周囲の目を気にすることなく仕事ができます。気持ちの切り替えもできますし、新たなデザインも浮かびやすいかもしれません。個室で集中できる環境があるかどうかについては、オフィスを選ぶ上で重要なポイントとなります。
▶② 設備や家具の充実度
レンタルオフィスやシェアオフィスを選ぶときは、設備や家具の充実度にも目を向けるようにしましょう。必要な設備がないと、入居後に自身で準備しなくてはいけなくなります。例えば、複合機などは大抵、共用部に設置してありますが、グラフィックに対応しているかどうかはオフィスによって変わってきます。
また、来客が多い方は会議室や応接室などのオフィス以外のスペースも必要になります。設備や家具の充実度はオフィスごとに異なりますので、自身の業務に必要不可欠な設備は何なのかについて整理しておくと良いでしょう。
▶③ 通信環境が整っている
レンタルオフィスやシェアオフィスは、通信環境が整っているのも特徴です。そのため、オフィスを契約してすぐにインターネットを使うことができます。一般的な賃貸オフィスであれば、ネット環境を整えるための工事が必要になることもあり、入居してすぐには使えません。
また、電話回線の工事もオフィスの運営会社が事前に行っている場合が多く、業者と契約を結ぶだけですぐに電話を利用できます。オフィスを整えるには意外と手間や時間がかかりますので、すでに環境が整った状態で借りられるシェアオフィス等は便利でしょう。
デザイナーがオフィスを選ぶ際のポイント
デザイナーがオフィスを選ぶときに覚えておきたい、ポイントを紹介します。オフィスを契約してから後悔しないようにするために、事前にポイントを抑えておきましょう。
▶① 完全個室であるか
デザイナーがオフィスを選ぶときは、完全個室を選ぶことが望ましいでしょう。集中して作業ができるスペースを確保できれば作業効率の向上が期待でき、業務パフォーマンスを上げることができます。完全個室であればセキュリティ面でも安全ですので、情報漏洩のリスクを減らすことにも繋がります。
ブース個室やフリーアドレス席と比較すると家賃は高くなってしまいますが、資金に余裕があれば完全個室が良いでしょう。
▶② 作業に適した広さであるか
デザイナーの作業のなかには、複数の工程を同時に進める作業もあります。作業をするのに十分なスペースを確保できないと、業務効率が悪くなってしまいます。自身の作業に適した広さがあるかどうかを考えながらオフィスを選びましょう。
▶③ 法人登記として住所を利用できるか
レンタルオフィスやシェアオフィスを選ぶ時には、法人登記として住所を利用できるかどうかを確認するようにしてください。法人登記をすることで、会社としての信用度を高めたり、顧客や取引先へ安心感を与えることができます。
法人登記ができるかどうかについては、希望しているレンタルオフィスやシェアオフィスのHPを確認したり、オフィスへ内覧に行った際に確認をしておくと安心です。
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まとめ
デザイナーがオフィスを選ぶ際、作業をするためのスペースが十分に確保できるかどうか、集中できる空間であるかどうかは重要な確認項目です。ここまでのポイントを踏まえた上で慎重にオフィスを選ぶようにしましょう。
必要な設備が整っているかもチェックポイントです。デザイン作業を行うには、高速インターネットや印刷機、会議室など、快適な作業環境が不可欠ですので、自身が利用したいサービスや設備が整っているオフィスであるかどうか、内覧時にしっかりと確認しましょう。自身に合ったレンタルオフィスやシェアオフィスを選ぶことで、よりよいクリエイティブライフを実現できるでしょう。
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