札幌の主要オフィスビルの2月時点の平均空室率は1.62％、前月から0.16％下げた。
2月は拡張移転や分室の開設、館内増床のほか、統合や店舗の立退き移転に伴う大型成約の動きが見られた。
2月は解約が少なかったことから、札幌の主要オフィスビルの空室面積は約800坪減少した。
2月時点の平均賃料は9,280円、前月より36円上げ、29カ月連続の上昇となった。

地区別の主要オフィスビルの平均空室率は以下のとおりです。

駅前通・大通公園地区は1.57％、前月から0.09％下げた。
他地区からの拡張移転や店舗の大型移転などに伴う成約の動きが見られたため、同空室率が低下した。

駅前東西地区は1.22％、前月から0.13％下げた。
地区内での拡張移転やクリニックの新規開設などの成約があり、同空室率が低下した。

南1条以南地区は1.66％、前月から0.24％下げた。
成約の動きは小規模だったものの、解約の影響が小規模に止まったため、同空室率が低下した。

創成川東・西11丁目近辺地区は2.72％、前月から0.07％下げた。
郊外からの移転や分室の開設に伴う小規模な成約の動きが見られ、同空室率が低下した。

北口地区は1.28％、前月から0.42％下げた。
一部で統合に伴う大型成約の動きが見られたことから、同空室率が低下した。