10月時点における札幌の主要オフィスビルの平均空室率は2.25％と、前月より0.15％下がりました。
10月は自社ビルからの移転に伴う大型成約のほか、立退きビルからの移転などによる成約が見られました。
解約の動きが中小規模に止まったこともあり、札幌ビジネス地区全体の空室面積はこの1カ月間で約700坪減少しました。
札幌の主要オフィスビルの平均賃料は9,099円と、前月より27円上げました。
賃料は25カ月連続の上昇となりました。

地区別の平均空室率は次のとおりです。
駅前通・大通公園地区のオフィスは2.53％で、前月より0.74％下がりました。
テナントの動きは少なかったものの、一部で大型成約の動きがあったことから、同空室率が低下しました。
駅前東西地区のオフィスは2.31％で、前月より0.18％上がりました。
縮小や集約などに伴う解約の影響があり、同空室率が上昇しました。
南1条以南地区のオフィスは2.03％で、前月より0.07％下がりました。
中小規模の成約が見られたため、同空室率が低下しました。
創成川東・西11丁目近辺地区のオフィスは2.70％で、前月より0.10％下げました。
立退きビルからの移転や拡張移転などの成約が見られ、同空室率が低下しました。
北口地区は1.22％、前月より0.24％上げました。
成約が少ない中、一部で縮小や閉鎖に伴う解約の動きがあったため、同空室率が上昇しました。