札幌オフィスビルの9月時点の平均空室率は2.40％、前月比0.11％上げました。
9月は拡張移転や館内増床、新規進出などの中小規模の成約が見られたものの、統合に伴う大型解約の動きがあったことから、札幌オフィスビル全体の空室面積はこの1カ月間で約500坪増加しました。
札幌オフィスビルの9月時点の平均賃料は9,072円と、前月より17円上げて、24カ月連続の上昇となりました。

9月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。
駅前通・大通公園地区は3.27％、前月比0.15％上げました。
統合や館内縮小に伴う解約の影響があり、同空室率が上昇しました。
駅前東西地区は2.13％、前月比0.22％上げました。
他地区からの移転などの成約が見られたものの、統合に伴う大型解約の動きがあったため、同空室率が上昇しました。
南1条以南地区は2.10％、前月比0.12％上げました。コールセンターの縮小に伴う解約の動きがあり、同空室率が上昇しました。
創成川東・西11丁目近辺地区は前月比0.06％下げて2.80％、北口地区は前月比0.08ポイント下げて0.98％となりました。
これらの地区では解約の動きが少なかったことや、館内増床や新規開設などの小規模な成約が見られたことから、平均空室率が小幅に低下しました。