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2023年12月時点 札幌市内のオフィスビル平均空室率

投稿日|2024年1月18日

札幌ビジネス地区の12月時点の平均空室率は3.16%、前月比0.16ポイント増加。

 

12月は建替え予定ビルからの移転や拡張移転、新規開設に伴う成約が見られ、解約の動きも小規模に止まっていたものの、新築ビル1棟が募集面積を残して竣工した影響などがあり、札幌ビジネス地区全体の空室面積はこの1カ月間で約800坪増加しました。

12月時点の平均賃料は10,184円、前月比0.54%(55円)の上昇。

 

2023年は平均空室率が低値で推移したことに加えて、賃料設定が高水準の新築ビルの竣工もあったため、賃料相場は年間を通して上昇が続きました。

 

12月時点の地区別の平均空室率は以下のとおりです。

駅前通・大通公園地区は3.33%、前月比0.33ポイント低下。

テナントの動きが少なかったものの、新築ビルと既存ビルの一部で建替え予定ビルや他地区からの拡張移転、新規開設に伴う成約が見られたため、同空室率が低下しました。

 

駅前東西地区は1.38%、前月比0.13ポイント上昇。

統合や撤退に伴う解約の影響で同空室率が上昇しました。

 

南1条以南地区は2.59%、前月比0.25ポイント上昇。

自社ビルへの移転や縮小などによる解約の影響があり、同空室率が上昇しました。

 

創成川東・西11丁目近辺地区は2.62%、前月比0.05ポイント低下。

新規開設など中小規模の成約が見られたことから、同空室率が低下しました。

 

北口地区は7.49%、前月比1.10ポイント上昇。

既存ビルは小規模な動きに止まりましたが、12月は新規供給の影響があったため、同空室率が2012年4月以来の7%台に上昇しました。

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