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「北4西3街区再開発」前倒しで着工

投稿日|2023年10月17日

10月16日、JR札幌駅南口の札幌西武跡地を含む札幌市中央区北4条西3街区再開発で、

家電量販店大手のヨドバシホールディングスなどでつくる再開発準備組合が複合高層ビルを2024年夏に着工する方向で調整していることがわかった。

予定としていた2025年度着工から時期を前倒しし、2028年夏の開業を目指す。

建設予定地約10,600㎡に立地する一部ビルでは既にテナントの退去も進んでおり、準備組合は2024年1月に再開発組合を設立する。

再開発後の建物の所有権などを定める権利変換計画の認可を急ぎ、来春にも既存建物解体に着手したい考えだ。

再開発ビルは地上31階地下6階、延べ床面積20万1,500㎡。低層には商業施設が入る。

当初は地上35階建ての上層階にホテル開業を計画していたが、約1千億円を想定した建設費が資材高騰や人手不足の影響で4割ほど上昇したことを受けて計画を変更。

ホテル誘致を断念し階数を減らして、中層階以上をオフィスとすることで採算性の向上を図った。

計画変更で採算の目途が立ち、2028年夏の開業へ一刻も早い着工が必要と判断したとみられる。

札幌市中心部の再開発を巡っては建設コストの高騰により、計画の延期や見直しが相次いでいる。

コスト圧縮を図りつつ継続する事業と、延期に踏み切る事業の二分化が進みそうだ。

引用元:2023.10.17北海道新聞記事より

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