３月は札幌ビジネス地区の平均空室率が４ヶ月ぶりに低下しました。

札幌ビジネス地区(駅前通・大通公園地区、駅前東西地区、南１条以南地区、創世川東・西１１丁目近辺地区、北口地区)の３月時点の平均空室率は２.３４％で前月比０.０５ポイント低下しました。

３月は館内縮小による解約の影響が見られたものの、新規開設や拡張移転に伴う大型成約のほか、建替え予定ビルからの移転などの成約があったため、札幌ビジネス地区全体の空室面積がこの１ヶ月間で３百坪減少しました。

平均賃料については、３月時点で９，８０５円、前月比０.１２％(１２円)上昇しました。

３月時点の地区別平均空室率は以下のとおりです。

●駅前通・大通公園地区

２.３９％、前月比０.０９ポイントの上昇。館内縮小に伴う解約の影響があり、空室率が上昇しました。

●駅前東西地区

１.５３％、前月比０.１８ポイントの低下。分室の開設や建替え予定ビルからの移転に伴う成約があったことから、空室率が低下しました。

●南１条以南地区

２.４７％、前月比０.０１ポイントの低下。成約・解約ともに動きが少なく、空室率は前月比ほぼ横ばいとなりました。

●創世川東・西１１丁目近辺地区

３.４２％、前月比０.１２ポイントの上昇。撤退や館内縮小などに伴う中小規模の解約の影響があり、空室率が上昇しました。

●北口地区

２.６４％、前月比０.２７ポイントの低下。館内縮小による解約の影響が見られたものの、新規開設や他地区からの拡張移転に伴う大型契約があり、空室率が低下しました。