12月は札幌ビジネス地区の平均空室率が5カ月ぶりに上昇しました。
札幌ビジネス地区の12月時点の平均空室率は2.24%で前月比0.12ポイント上昇しました。
12月は拡張移転などの成約の動きがみられましたが、新月ビル1棟が募集面積を残して竣工したことや、集約や縮小に伴う解約の影響があったことから空室面積はこの1カ月間で約600坪増加し、平均空室率が5カ月ぶりに上昇しました。
平均賃料は9,771円で、前月比0.25%(24円)上昇し2022年は年間を通して緩やかな上昇が続いたことから前年同月比では2.35%(224円)上昇しました。
12月時点の地区別平均空室率は次の通りです。
●駅前通・大通公園地区
平均空室率が2.13%、前月比0.23ポイント上昇しました。
集約や縮小に伴う解約の影響が見られたことや、成約の動きが進まなかったこともあり上昇となりました。
●駅前東西地区
平均空室率が1.78%、前月比0.02ポイント低下しました。
一部で大型解約の動きがみられましたが、拡張移転などの成約があった為小幅に低下しました。
●南1条以南地区
平均空室率が2.28%、前月比0.12ポイント低下しました。
成約の動きは小規模だったものの解約の影響も少ないことから低下となりました。
●創成側東・西11丁目近辺地区
平均空室率が2.89%、前月比0.03ポイント低下しました。他地区からの拡張移転など小規模な成約の動きがみられ、小幅に低下しました。
●北口地区
平均空室率が2.63%、前月比0.65ポイント上昇しました。
館内増床などの成約が見られましたが、新築ビル1棟が募集面積を残して竣工したため上昇となりました。