札幌市中央区にある商業ビル「ピヴォ」が2023年5月中旬に営業を終了することが分かりました。
所有する商船三井グループのビル賃貸大手ダイビルによると、隣接する同社所有の「ペンタグラムビル」と「ダイビルピヴォ南館」とともに、
2023年中に解体を始める予定です。
跡地を一体開発して、早ければ2026年に商業施設やオフィス、ホテルが入る複合ビルを開業する計画のようです。
ピヴォは地上9階、地下3階建てでユニクロやタワーレコードなど56テナントが入っています。
ダイビルによると建物は1969年に完成し「中心街デパート」として開業し、1973年にはダイエー札幌店が入居しました。
ダイエー撤退後の1995年にピヴォとして改装し、オープンしました。
ダイビルピヴォ南館は1969年完成、ペンタグラムビルは1985年に完成し、
3施設の延べ床面積は計約2万3,600㎡、敷地面積は計約3,100㎡です。
2030年度末予定の北海道新幹線の札幌延伸や、札幌市が招致を目指す2030年の冬季五輪を見据えて、
老朽化したビルの建て替えを決めたようです。
ダイビルの石橋兵衛札幌事業部長は
「ピヴォの名前を残すかは新ビルのコンセプト次第」だと話しているそうです。