こんにちは、さっぽろRオフィスの山口です。
先日は、個室型ワークスペースを活用した「CHILL CUBE」という森林浴イベントをご紹介しました。
”癒し”を提供する森林浴スペースから少し派生して、”脳のリフレッシュ”を提供する「仮眠スペース」
として、個室型ワークスペースを活用しても面白いのではないかと考えます。
きっと多くの方が、短時間の仮眠を取ることで頭がスッキリとした経験がありますよね。
15分~30分程度の仮眠は「パワーナップ」と呼ばれ、疲労回復の効用を短時間かつ効率的に得られる
睡眠法であると言われています。
昼食後の12時~15時頃に仮眠を取ることが望ましく、
・集中力向上
・ストレス軽減
・記憶力向上
・作業効率アップ
といったビジネス活動に役立つ様々な効用を得られます。
私達の脳は、業務中にはパソコンから・昼食時にはスマホやTVから、膨大な量の情報を無意識
のうちに受け取っています。
パソコンのキャッシュクリアを行うと動作が軽くなる原理と同じく、私達の脳もパワーナップ
によるキャッシュクリア(疲労回復)を行うことで、上記のような業務にも身体にも良い作用が
得られるようです。
このパワーナップの効果に目を付け、 Google社・NASA・NIKE・P&G・三菱地所などでは
仮眠用の個室「パワーナップ専用ルーム」をオフィス内に積極的に導入しています。
また、”眠らない街”とも比喩されるアメリカのニューヨークでは「Nap York(ナップヨーク)」
という仮眠スペースを提供する店が2018年にオープンしました。
木製の寝台付き個室を、30分間12ドル(約1300円)で貸出を行っています。
需要が供給を上回り、オープンしてすぐに個室を増設するほど繁盛しているようです。
このような事実を踏まえ、日本でも個室型ワークスペースの空間を活用した仮眠スペースビジネスが
あっても良いのではないかと考えます。
個室型ワークスペースのような箱型空間であれば、オフィス内だけではなく商業施設や主要駅にも
置くことができ、ビジネスマンに限らず様々な人々が利用出来ます。
先日、娘を連れて長時間の外出予定がありました。
その際に、「どこでお昼寝させようかな。子供がお昼寝できるスペースはないかな」と悩んで
ネット検索をして探してみましたが、ネットカフェやレンタルルームしか出てきませんでした。
子供を仮眠させるスペースがあれば、小さい子供が居る家庭でも気軽に外出できるのになぁと
切実に感じたことを覚えています。
ビジネスマンのパワーナップ場所・子供の昼寝場所・ご年配の方の休憩場所など、
仮眠スペースの需要は日本にも十分あるのではないかと考えます。
また、日本中の人々に「パワーナップ」の効果が周知されるべきであり、周知のきっかけとして
仮眠スペースビジネスを行うべきであると私は考えます。