札幌の主要オフィスビルの平均空室率は１月時点で1.78％と、前月より0.13％下がりました。
1月は統合に伴う大型成約のほか、新規進出やコールセンターの館内増床などの成約が見られたことから、札幌の主要オフィスビルの空室面積がこの1カ月間で約600坪減少し、平均空室率は4カ月連続で低下しました。
1月時点の札幌の主要オフィスビルの平均賃料は9,244円で、前月より100円上げました。
平均賃料は28カ月連続で上昇し、2003年9月以来の9千2百円台となりました。

地区別の平均空室率は次のとおりです。

駅前通・大通公園地区は1.66％、前月より0.09％下げました。
新規進出などに伴う成約の動きが見られ、同空室率が低下しました。

駅前東西地区は1.35％、前月より0.52％下げました。
統合に伴う他地区からの大型移転やコールセンターの館内増床などの成約があり、同空室率が低下しました。

南1条以南地区は1.90％、前月より0.09％上げました。
一部で大型解約の動きがあったため、同空室率が上昇しました。

創成川東・西11丁目近辺地区は2.79％、前月より0.11％上げました。
小規模な解約の影響が見られたことや、成約の動きが少なかったことから、同空室率が上昇しました。

北口地区は1.70％、前月より0.19％上げました。
館内縮小や自社ビルへの移転に伴う解約の動きがあり、同空室率が上昇しました。