国土交通省が発表した公示地価は、住宅地の全国平均が前年比プラス０・０２％となり、リーマン・ショック前の2008年1月以来、9年ぶりに下げ止まった。
「地方の一極集中加速」
北海道内の住宅地はマイナス０・３％と26年連続で下落している。
道内で値上がりした住宅地２２０地点のうち、２００地点は札幌だった。
道内で値上がりした商業地１２７地点のうち、１１７地点は札幌だった。
特に、ＪＲ札幌駅や大通公園の周辺で値上がりが目立った。
また、北海道新幹線の開業効果でＪＲ函館駅周辺の２地点がプラスに転じ、函館市内の調査地点では9年ぶりの上昇となった。

全国的にみると、札幌以外では、仙台、広島、福岡の地方３市がプラス２・８％と上昇幅が前年より０・５％拡大した。
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