札幌ビジネス地区の2月時点の平均空室率は3.99%、前月比0.17ポイント上昇しました。
2月は解約の影響が少ない中、統合や分室開設に伴う大型成約が見られたものの、
新築ビル1棟が募集面積を残して竣工したため、
札幌ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約900坪増加しました。
2月時点の平均賃料は10,752円、前月比0.33%(35円)増加しました。
2月時点の地区別の平均空室率は次のとおりです。
駅前通・大通公園地区は4.13%、前月比0.30ポイント低下しました。
解約の影響が極めて少ない中、分室開設や拡張移転などの成約が見られたことから、
同空室率が低下しました。
駅前東西地区は1.91%、前月比0.22ポイント増加しました。
店舗の撤退や閉鎖に伴う解約の動きがあり、同空室率が上昇しました。
南1条以南地区は5.94%、新規供給の影響により、前月比1.31ポイント増加しました。
創成川東・西11丁目近辺地区は4.52%、前月比0.13ポイント低下しました。
自社使用による募集面積の減少や、他地区からの拡張移転などの成約が見られ、同空室率が低下しました。
北口地区は5.20%、前月比0.06ポイント低下しました。
郊外や他地区の拠点統合に伴う大型成約があったため、同空室率が低下しました。