北海道新聞社（本社・札幌市中央区）が進める「北海道新聞社西3プロジェクト（仮称）」の概要が明らかになりました。

この情報は、札幌市の景観アドバイス部会の議事概要から確認されたもので、オフィス、ホテル、店舗を含む高さ約84.5メートルの複合ビルが建設される予定です。

道新は現在、大通東4丁目に新本社ビルを建設しており、2024年度内の竣工、移転を目指しています。

これに伴い、現本社がある大通西3丁目の「道新ビル北1条館」と「道新大通館」の跡地を利用した「北海道新聞社西3プロジェクト（仮称）」が進行中です。

敷地面積は約1378坪（約4548㎡）で、そのうち約1121坪（約3700㎡）が建築面積として利用され、高さ約84.5メートルの複合ビルが計画されています。

ビルの延べ床面積は約1万7575坪（約5万8000㎡）に達する見込みです。

オフィス棟は敷地の北側に、ホテル棟は南側の大通公園側に配置され、外観は時計台の背景となるような外装デザインを予定しています。

また、低層部分はガラス張りとし、内部のアクティビティを外部からも楽しめるよう工夫され、街の活気を感じられる空間を創出します。

さらに、北東の角には展望ラウンジが設けられ、1階と2階部分は吹き抜けの広場となり、時計台との一体感を演出します。

大通公園側には緑やベンチが設置された広場が整備され、休憩や交流の場として活用される予定です。

また、時計台広場と大通公園側の広場を結ぶ通路には店舗が配置され、街の賑わいが広がることが期待されています。

なお、プロジェクトの具体的なスケジュールはまだ発表されていません。