札幌ビジネス地区の4月時点の平均空室率は2.95％、前月比0.05ポイント低下しました。
4月は縮小に伴う解約の動きがあったものの、分室開設や拡張移転などの成約が見られたため、
札幌ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で約200坪減少し、
平均空室率は6カ月ぶりの2％台に低下しました。

4月時点の平均賃料は10,373円、前月比0.45％（46円）上昇しました。

〈4月時点の地区別平均空室率〉
・駅前通・大通公園地区：2.64％、前月比0.02ポイント上昇。
竣工1年未満の新築ビルで大型成約などが見られた一方で、縮小や集約に伴う解約の動きも出ていたため、
同空室率が上昇しました。

・駅前東西地区：1.66％、前月比0.02ポイント上昇。
成約の動きが進まなかったことから、同空室率が上昇しました。

・南1条以南地区：1.81％、前月比0.39ポイント低下。
分室開設や館内増床などに伴う成約があり、同空室率が低下しました。

・創成川東・西11丁目近辺地区：2.71％、前月比0.40ポイント低下。
自社ビルからの移転などによる中小規模の成約が見られたことや、解約の影響が少なかったこともあり、
同空室率が低下しました。

・北口地区：7.47％、前月比0.44ポイント上昇。
館内増床や拡張移転に伴う成約がありましたが、新規供給の影響があったため、
同空室率が上昇しました。