11月は札幌ビジネス地区の平均空室率が小幅に低下しました。
札幌ビジネス地区の11月時点の平均空室率は2.12%、前月比0.02ポイント下げました。
11月は一部で大型解約の動きがあったものの拡張移転・館内増床等の中小規模の成約が
見られたこと等から札幌ビジネス地区全体の空室面積がこの1ヶ月間で小幅に減少し、
平均空室率は4ヶ月連続の低下となりました。
また、平均賃料は前月比横ばいの9,747円で推移しました。
11月時点の地区別平均空室率は次の通りとなっています。
●駅前通・大通公園地区
上記地区の平均空室率は1.90%、前月比0.12ポイント上げました。
テナントの動きが少ない中、一部で館内縮小に伴う大型解約があったため、同空室率が上昇しました。
●駅前東西地区
上記地区の平均空室率は1.80%、前月比0.09ポイント下げました。
コールセンターの分室の成約が見られたことや、解約の影響が極めて小さかったこともあり
同空室率が低下しました。
●南一条以南地区
上記地区の平均空室率は2.40%、前月比0.39ポイント下げました。
拡張移転・他地区からの移転等の成約が見られ同空室率が低下しました。
●創成川東・西11丁目近辺地区
上記地区の平均空室率は2.92%、前月比0.30ポイント上げました。
郊外や他地区への移転に伴う解約の影響があったことや、成約の動きが少なかったため
同空室率が上昇しました。
●北口地区
上記地区の平均空室率は1.98%、前月比0.12ポイント下げました。
竣工1年未満のビルに成約が進んだ他、既存ビルでも館内増床等の成約があり同空室率が低下しました。