■全国
国土交通省が9月20日に発表した2022年の基準地価は全国的に値上がり傾向となった。
長期の低金利と新型コロナウイルス流行下での生活様式の変化で、都市近郊でのマイホーム需要が喚起された。
全国平均:前年比0.3%上昇(3年ぶり上昇)
住宅地: 前年比0.1%上昇(31年ぶり上昇)
商業地: 前年比0.5%上昇(3年ぶり上昇)
東京、大阪、名古屋の三大都市圏は全用途、住宅地、商業地すべてがプラスとなった。
札幌、仙台、広島、福岡の「地方4市」の住宅地は6.6%上昇した。
■北海道
北海道ボールパークFビレッジ、北広島アウトレットパークの影響が大きく、北広島市が上昇率を牽引。
全国の住宅地の上昇率トップ10を北海道が独占した。
住宅地:前年比1.8%上昇(2年連続上昇)
商業地:前年比0.8%上昇(3年ぶり上昇)
北広島市が1位~3位を独占、
江別市、恵庭市、石狩市が4位から10位を占めた。
商業地も4市に千歳を加えた5市が全国上昇率トップ10のうち9地点を占めた。
■札幌
住宅地商業地ともに10年連続の上昇。
特に商業地は新型コロナウイルスの影響が薄れ、再開発への期待感などから上昇基調が続く。
住宅地は北区、東区、白石区、厚別区、清田区、西区、手稲区で10パーセント以上の上昇。
札幌市平均でも10%以上の上昇となった。
住宅地:前年比11.8%上昇
商業地:前年比7.8%上昇