近年のキャンプ人気で様々なメーカーから新しいキャンプ用品が発売されていますが、愛媛県今治市にあるタオルの染色工場では、毎日出る多くの「綿ぼこり」を再利用し、キャンプ用品のひとつである「着火剤」として商品化をしました。
この染色工場では、染めたタオルを乾燥機で乾かす度に大量の綿ぼこりが発生するといいます。そこで、キャンプが趣味の商品開発担当者が着火剤として再利用することを思いついたそうです。
着火剤の商品開発を進める上で、染色工場ならではの「色」に着目。SNSに映えることを意識し、着火剤の容器を透明にすることでカラフルな綿ぼこりを見せるデザインにしたそうです。
アウトドアブームの後押しもあり、商品はSNSを中心に人気を集め、全国から注文が相次いでいるといいます。
また、別のタオル工場ではタオルを織った後に出る「残り糸」を再利用してタオルを生産していて、今では「残り糸」の99%を再利用しているそうです。
商品を作る上で出てしまう「余り物」を他の商品に生まれ変わらせることは大変だと思いますが、また新たな消費者に商品を手に取ってもらうことで廃棄物を減らすということは素敵だと思いました。
画像引用元:Nishisenkoh Shop