さっぽろRオフィス(サツアル)の新井場です。
サイコロを積み上げたような特徴のあるビル「中銀カプセルタワービル」(東京・銀座)が現在解体中のようです。
1972年に建築家の黒川紀章さんという方がデザインされたもので、
二つの塔(写真だと一つにしか見えませんが)に計140のカプセル型住居が取り付けられた集合体住居です。
もともとは、ビジネスマンの仕事部屋として建設されていた為、
秘書サービスだったり、タイプライターなどの貸し出しもされていた元祖レンタルオフィスようなシステムでした。
このカプセルの部分を約25年ごとに、
取り外し新しいものにして付け替えることで、約200年利用可能と想定していたのですが、
結果的に一度も取り合えることはなく、半世紀で取り壊しという結末を迎えてしまいました。
ただ50年経っても、目を引く斬新なデザインのため
解体後も国内外の美術館から引き取って展示したいという声が多数寄せられているようです。