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オフィスグリーン導入のメリットやデメリットとは?失敗しない選び方と実例

投稿日|2026年3月13日 (更新日:2026年3月17日)

 近年は、オフィスのなかに観葉植物やフェイクグリーンのように緑を取り入れるケースが増えています。オフィスは従業員にとっても毎日のように過ごす場所であり、快適な空間を作ることで仕事の効率や集中力を高めてくれると言われています。オフィスグリーンにはたくさんのメリットがありますが、その反面デメリットも存在します。せっかく導入するのであれば、失敗したくないと考えている人向けに選び方や実例を踏まえながら説明していきたいと思います。

オフィスグリーン(オフィス緑化)とは?

オフィスグリーン(オフィス緑化)とは、仕事場のなかに自然の要素を取り入れつつ、職場環境の質を向上させるための取り組みのことをいいます。

施策の種類はさまざまで、簡易的な観葉植物を置く方法もあれば、グリーンウォールで壁に緑を取り入れる、手軽なものではフェイクグリーンを使って緑を取り入れる方法もあります。緑を身近に感じることで心理的にも好影響をもたらすことがわかっています。

▶ 職場のグリーン化の目的と背景

職場をグリーン化する目的としては、ウェルネスオフィスの構築の目的が考えられます。

ウェルネスオフィスとは、従業員の心身の健康や快適性を高めることを目的としたオフィス環境の考え方です。近年は働き方改革や健康経営への関心の高まりにより、オフィス環境を見直す企業も増えています。

緑を取り入れるだけでなく、適度な運動ができるスペースの確保や場所や時間を選択して働けるオフィスの導入なども考えられます。

心身の健康を高められるオフィス環境を作ることによって、仕事中のストレス緩和や高いリフレッシュ効果も期待できるようになります。

植物が視界に入りやすい環境を作ることで精神を安定化させ、血圧を低下させ、緊張感をほぐすなどの良さも期待できるといわれています。

▶ 効果を左右する「緑視率」とは?最適な目安

 

職場のグリーン化を成功させるポイントとして、緑視率を意識する必要があります。

緑視率とは、敷地の緑の割合をわかりやすく示すために用いられる数字のことをいいます。人間の視界で見える緑の量=緑視率としており、快適なオフィス作りに欠かせないものです。緑視率が高いほど、安らぎを感じられる空間といえます。

オフィスでは意識して緑を取り入れていかないと、リラックスできる空間は作り出せません。

一般的に理想とされている緑視率は10~15%です。意識的に緑を取り入れることによって、オフィス空間のレイアウトをおしゃれに仕上げてくれます。

オフィスグリーンは必要か?メリット・デメリット

オフィスグリーンを取り入れることは、メリットだけでなくデメリットも存在します。

しかし、デメリットを正しく理解し対策することで、それを上回る「働きやすい環境づくり」の効果が得られるため、オフィスグリーンを導入する企業は年々増えています。

具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。

▶ オフィスにグリーンを取り入れるメリット

オフィスにグリーンを取り入れるメリットには以下のようなものがあります。

 

・視覚疲労の緩和やストレス軽減など、心身の健康維持につながる

・リラックス効果により、業務の集中力や生産性が向上する

・共有スペースに設置することで、自然と人が集まり社内コミュニケーションが活性化する

・植物の光合成や蒸散作用による、室内の空気環境を整える効果が期待できる

・来客時の印象が良くなり、環境に配慮する企業としてのブランディングに繋がる

 

などのメリットが期待できます。

また、快適なオフィス環境を整えることで空気の浄化効果や室内の温度や湿度を調整し、過ごしやすい環境を作ることにも繋がります。

関連記事:オフィス緑化で得られる効果やメリット!緑化の導入手順や事例を紹介

▶ オフィスにグリーンを取り入れるデメリット

次に、オフィスにグリーンを取り入れるデメリットも見ていきましょう。

 

・植物本体やプランターなどの初期費用(購入コスト)がかかる

・水やりや枯れ葉の処理など、日々のメンテナンスの手間がかかる

・レンタルやリースを利用する場合、毎月のランニングコストが発生する

・本物の植物を置く場合、土や水から虫やカビが発生するリスクがある

・十分な設置スペースや、スムーズな動線を確保するのが難しい場合がある

 

などのデメリットが考えられます。

オフィスにグリーンを取り入れる際に、観葉植物を検討している人もいるでしょう。観葉植物は便利ではありますが、日当たりや日陰などの植物のメンテナンスが負担になってしまうこともあります。

また狭いオフィスになるとレイアウト次第では動線の邪魔になり、火災のときに避難がしづらくなるデメリットも出てきます。

オフィスグリーンの比較:本物の植物とフェイクグリーン

一口にオフィスグリーンといっても、観葉植物のように本物の植物を設置する場合と、フェイクグリーンを設置する場合では、それぞれの効果や活用方法も変わってきます。

どちらも、オフィスに緑を取り入れるという意味ではたくさんの良さがあります。

オフィスは従業員が毎日長い時間を過ごす場所だからこそ、それぞれの環境に適したオフィスグリーンを選ぶことが必要です。

どちらにするのかは、得られる効果も踏まえつつ決めるのをおすすめします。

▶ 本物の植物の特徴と期待できる効果

オフィスに本物の植物を設置することで、空気の浄化や加湿、生産性の向上などのさまざまな効果が期待できます。本物の植物ならではの見た目の癒しもありますし、質感の違いも感じられます。

また本物の植物は、育てることで成長する楽しみもあり生命力を実感することもできます。他にも、植物は二酸化炭素を吸収したあと分解することで、有害物質の吸収効果も期待できます。室内の空気を浄化してくれるだけでなく、オフィスの乾燥を防ぐため、エアコンが効いている空間にこそ、本物の観葉植物が向いています。

また、植物の種類によってオフィス環境との相性も異なります。種類も豊富なので選ぶ楽しさも実感できるのが本物の植物の特徴です。

関連記事:オフィスを観葉植物で心地よく!重要ポイントとその効果

▶ フェイクグリーンの特徴と活用シーン

オフィスにフェイクグリーンを取り入れることで、メンテナンスフリーで長期間美しい空間を維持できます。軽量で扱いやすく、日陰や空調の下など温度差がある場所にも設置できます。

また、本物の植物とは違い、置くだけではなく壁面や吊り下げなどのアレンジもしやすく、さまざまな場所に設置できます。土を使わないため虫も湧かず清潔であること、途中で枯れてしまう心配もなく、初心者でも扱いやすい手軽な選択肢です。フェイクグリーンは、初期費用こそかかりますが、維持費やメンテナンスなどがほとんどかかりません。

企業イメージの向上にオフィスのエントランス・受付に置く方法もありますし、壁面や天井に設置して空間に立体感や奥行きを与えることもできます。オフィス内が明るくおしゃれな雰囲気になる点もフェイクグリーンの良さと言えます。

▶ 目的や設置場所に応じた効果的な使い分け

観葉植物は空気の浄化やリラックス効果も高いため、会議室や応接室など人が集まる場所に設置するのがおすすめです。日当たりを好むため窓際などの環境を用意してあげることで、成長していくのを実感できます。

ただし、季節によって温度が下がることで植物が枯れてしまう場合もあります。観葉植物の種類によっても温度に強い・弱いがあるため設置場所も含めて選ぶようにしましょう。

フェイクグリーンは、日光が入りにくい通路や廊下、トイレなどの個室にも使えます。一見植物を置くのに適していない場所でも問題なく使えるのも、フェイクグリーンの大きなメリットです。

失敗しないオフィスグリーンの選び方と導入ポイント

オフィスグリーンを導入するうえで、失敗しないためのポイントを紹介します。

 

▶ 配置計画とレイアウトを念入りに立てる

オフィスグリーンを導入するうえで、配置場所をどうするのか、念入りに計画する必要があります。例えば、デスク周りは視覚疲労を緩和してくれますし、高いリフレッシュ効果が期待できます。

ただ、置く場所によっては業務のしづらさの原因になってしまうこともあります。事前にレイアウトを十分に考えたうえで緑を取り入れるようにしていきましょう。

▶ 手入れのしやすさ・メンテナンスのコストを考える

オフィスにグリーンを取り入れる場合、継続的な管理が必要になるため、手入れのしやすさやメンテナンスコストまで考える必要があります。

枯れやすく虫が発生しやすい植物は育てにくく、定期的に植物を交換しなくてはいけなくなるため、コストも増えてしまいます。季節によって日当たりを意識して、植物を移動させなくてはいけないものもあります。長期的に美しい状態を維持できるようなオフィスグリーンを選びましょう。

▶ 購入とレンタル(サブスク)のどちらを選ぶか

オフィスにグリーンを取り入れる時に、購入かレンタル(サブスク)のどちらを選ぶか迷う人も多いようです。

レンタルが向いているのは、レイアウトを柔軟に変更したい企業や、手入れや管理まで任せたいと考えている企業です。レンタルは一定額で借りられる場合が多く、初期費用を抑えやすい良さもあります。

購入が向いているのは、好きな品種や什器を自由に変更したい、コーディネートを楽しみたい企業です。手間やメンテナンスが必要ですが、それを楽しめて、オフィスの差別化に繋げたい企業にもおすすめです。また、長期的に使うほどコストが安定して使いやすい良さもあります。

▶ ビル管理会社への事前確認事項

オフィスにグリーンを取り入れる前に、ビルの管理会社に確認する必要があります。観葉植物やプランターを置いてもいいのか、場所の制限があるかも重要になってきます。

共用部分や、非常口には避難の妨げになるため、置いてはいけないなどビルによってもルールがあります。また、換気設備や空調周辺には置いてはいけないと決められているケースもあります。

他にも水やりや土こぼれが起きた時の、原状回復の範囲も含め確認しておきましょう。ビルによっても変わりますので、確認せずに設置することのないようにしてください。

オフィスにグリーンを取り入れるレイアウトの実例

オフィスにグリーンを取り入れる上で、レイアウトを考えることは重要です。

同じグリーンだとしても、置き方一つで印象が変わってきます。

オフィスに置く以上、実用的でおしゃれな空間に仕上げたいと考えているのではないでしょうか。

オフィスにグリーンを取り入れるための実例を紹介します。

▶ 床置きの鉢植えをシンボルツリーとして飾る

一番シンプルな置き方として、床置きの鉢植えをオフィスのシンボルツリーとして設置する方法があります。

緑視率も高まりますし、大きめのグリーンを置くことによって、オフィスの空気もきれいになり癒しの空間になります。インテリアとしての役割もあるため、オフィスの雰囲気にあったものを選びましょう。

シンボルツリーとなる観葉植物は、大きく存在感のあるものを選びましょう。

▶ デスク周りにパーソナルグリーンを置く

それぞれのデスク周辺にパーソナルグリーンを置く方法もあります。デスクは社員それぞれのパーソナルスペースでもあり、仕事の集中力や生産性にも影響する部分です。

身近なところにグリーンを置くことで、癒しも与えてくれます。ストレスを感じやすく、緊張しがちな人も自分だけのグリーンがあることが、オフィスの居心地をよくしてくれます。

パーソナルスペースにこそ、お気に入りのグリーンを取り入れるようにしましょう。

▶ 間仕切り(パーテーション)と組み合わせて空間を仕切る

オフィスにただ、間仕切り(パーテーション)を置くだけだと、簡素な印象になりおしゃれとは言えません。間仕切りにフェイクグリーンを取り付けてみてもいいですし、観葉植物を置くだけでこだわりの空間へと変えてくれます。

間仕切りは、業務ごとに集中するためにも欠かせないものです。組み合わせの方法は無限大だからこそ、業務に必要なものにグリーンを合わせ、オフィス空間を居心地のよいものに変えていきましょう。

▶ 上からの吊り下げや壁面装飾を活用する

オフィスによっては、植物を設置したいと思っても十分なスペースがとれないケースも少なくありません。その場合、天井から吊り下げられるフェイクグリーンを使ったり、壁面装飾でグリーンを取り入れる方法があります。

限られたスペースにこそ、フェイクグリーンが活躍してくれます。グリーンを置けないと判断するのではなく、工夫次第でオフィスにグリーンを取り入れていきましょう。

▶ 家具一体型プランターで自然に取り入れる

オフィスにグリーンを取り入れるアレンジが難しい企業は、家具一体型プランターもおすすめです。テーブルやカウンターの一部がくり抜かれており、プランターが設置できる仕様になっています。

他にも収納棚や、壁面、パーテーションに部分的にグリーンが設置できるものもあります。種類も豊富ですし、そのまま設置するだけで簡単です。自然な形で取り入れることができるので、レイアウトを考える必要もありません。

初めてオフィスにグリーンを取り入れたいと考えている人にもおすすめです。

まとめ:オフィスグリーン導入を成功させるために

オフィスにグリーンを取り入れる際は、本物にするかフェイクグリーンにするかはもちろん、レンタルや購入などの選択もあります。オフィスの環境によっても、どちらが適しているかは変わってきます。

狭いスペースしか確保できないオフィスも、天井や壁面を使うことによって、スペースを有効に使えます。オフィスグリーンはそれぞれの企業の良さを引き出し、従業員の満足度を高めることにも繋がります。

オフィスグリーンを導入する前にレイアウトも含め、しっかり計画していきましょう。また、導入後のメンテナンスを誰がするのか、負担を減らしつつ長期的に使えるようなオフィスグリーンを選択するようにしてください。

 

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